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糸井重里の萬流コピー塾104
日期:2019-11-08 19:48  点击:278
 四人目の名取が誕生

 今回は、いつもだったら当然掲載されるようないいコピーがずいぶん落ちてしまった。残念なので、氏名のみ最後に掲げて、それらの諸君にはすべて(梅)をプレゼントする。
・石川さち子『コロッケに肉を入れてくれと言うのは政治家に正直や清潔を求めるに等しい——店主』(梅) うむ。
・渡部一彦『ジャガカツと何故言わぬ』(梅)
・上松治『ジャガタラしいやつ』(梅) あ、待てよ……上松君も、これで10点だ。名取第四号が、こんなに地味に誕生してよいのだろうか。
しかし、10点だもんな。上松君には、「重」の字を授け、「上松重治」の名を与える。なんか新日本文学みたいな名前になっちまった。これからも励みなさい。
続ける。
・井上信治『おれの顔にソースぬるつもりか!』(梅) ギャグになりやすいね。
・安藤吉孝『おじいちゃん! あたしがまとめて買いますから、ちびちび買うのやめて下さいっ』(梅) 安藤君、急上昇。
・工藤葉月『食べる小判』(梅) 小判ものは「畑」とか「肉」とかあったが、最も素直なこれに軍配があがった。
・新清子『耕ちゃんと私、ケンちゃん|家《ち》のコロッケの常連でした。いま耕ちゃんは共産党の親分になりケンちゃんはコロッケを揚げています』(梅) これは実はノンフィクションなのである。耕ちゃんの姓は「上田」。一種の特ダネ賞であった。
・明田珠美子『テーブルのさめたコロッケをみて、つい何も盗らずに、出てきてしまった』(梅) 明田君、着実に稼いでおる。
・菊間秀夫『フジヤマ、ゲイシャ、コロッケ』(梅)
・餘吾英幸『欲しがりませんカツなんて』(梅)
・金井智『おっ、トンカツの匂いがついてる』(梅)
このへんは、みんなの作りやすかったところだ。
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11/14 14:58
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