では、パンダ見物勧誘のコピーを見ていこうか。
あらかじめ、多かったものをあげておくと、『白黒ショー』とか、『白黒はっきりしろ』といった毛の色にちなんだものが第一位。
なかなか妊娠しないことに関して書いてきたのが、次点。
それと、『商売繁盛、笹持ってこい』という季節ネタも多かった。
同じネタでも、
・竹端満枝『十日ゑびすの後の笹は私達におねがいします』(梅) と、積極的に書くとよい。
さらに、白黒をテーマにした場合でも、ここまで書くとやっぱり強い。
・花城茂『カラーフィルムで撮ってください。お尻の辺りの黄ばみも写ります』(竹) ねっ!
それでは、ビシッと短くキメたやつを並べますだよ。
・堀江克彦『昭和史のお年玉』(梅) なるほど。
・大橋祥哲『おきゃんな公務員』(梅) そうだな。
・柿沼徳治『毛配りのすすめ』(梅) 時流ネタですな。
・滝口文一『上野竹人形』(梅) 文字|面《づら》のみでも勝負ができる。
・藤井貴子『動くおにぎり』(梅) 南伸坊は歩くおにぎりであるが……。
・渡部一彦『国家畜』(梅) ん。
・土田寿江『深窓の令獣』(梅)
・花岡邦彦『萬獣の王』(梅)
コピーの短いのは七難かくす。じーいいっと見ていたら欠点もでてくるはずだが、こういうふうに短いと、アラを探すより先に妙にナットクしてしまう。
逆に長いもの。
・新井裕美『晩年中国へ渡った力道山は、徹夜あけにミッキーマウスの帽子をかぶり、黒いブラジャーをして山東省の原野をかけまわった』(梅) おもしろいけれど、多くの人に、いっきに伝える力は弱くなる。
いっそ、ものすごい|通《つう》好みも紹介しておく。
堀江克彦『私は早野凡平の弟です』(梅) 堀江君、二本目。
城靖『レオポンはどこへ行った』(毒) これはせめて『レオポンの分まで頑張ります』とでもしてほしかった。
冨澤淳『パンダにタコ絡む、新幹線ストップ』(毒) 冨澤君、自己申告どおり(毒)だった。
こういったヘンなのも、めげずに出してもらわぬと、こちらもさみしいのである。
では、視線を広く行きわたらせて、あらたに選んでいく。
山口井正明『悪い言葉を教えないで下さい。例・けんこまだらけ』(梅) こんな貼り紙、九官鳥の鳥舎によく貼ってある。おかげで九官鳥の人気が落ちないんだもんね。名取快調。
上松重治『今日もお母さんは迎えに来ませんでした』(梅) 名取になってからのコピーが難しいのは、他の世界でも似たようなものだろう。
それにしては萬流の名取諸君は図々しいのか、実力があるのか、大胆に挑戦者ダマシイを忘れずに書いてくる。
小林井秀雄『汚なくないよ、パンダのウンコだもん』(梅) あいかわらずの下ネタだが、たしかに(梅)以上のものだ。
なにより今週一番勢いづいていたのがこの人。落せないのが何枚もあるのだ。
津寺利嗣雄里『オッ、すばやい動き!! たちくらみですね』
『凄い目つきで待ってます』
『おとーさん、あれじゃー子供できないよねー』
『一頭は正直パンダ、一頭は嘘つきパンダです。質問は、どちらか一頭に一回しかできません』
『前略 日本製のファスナーにしたら、毛の巻き込みや地肌へのかみつきがなくなって、朝晩すこやかに過ごせるようになりました』
と、ぜんぶまとめて(松)ということにする。
あらかじめ、多かったものをあげておくと、『白黒ショー』とか、『白黒はっきりしろ』といった毛の色にちなんだものが第一位。
なかなか妊娠しないことに関して書いてきたのが、次点。
それと、『商売繁盛、笹持ってこい』という季節ネタも多かった。
同じネタでも、
・竹端満枝『十日ゑびすの後の笹は私達におねがいします』(梅) と、積極的に書くとよい。
さらに、白黒をテーマにした場合でも、ここまで書くとやっぱり強い。
・花城茂『カラーフィルムで撮ってください。お尻の辺りの黄ばみも写ります』(竹) ねっ!
それでは、ビシッと短くキメたやつを並べますだよ。
・堀江克彦『昭和史のお年玉』(梅) なるほど。
・大橋祥哲『おきゃんな公務員』(梅) そうだな。
・柿沼徳治『毛配りのすすめ』(梅) 時流ネタですな。
・滝口文一『上野竹人形』(梅) 文字|面《づら》のみでも勝負ができる。
・藤井貴子『動くおにぎり』(梅) 南伸坊は歩くおにぎりであるが……。
・渡部一彦『国家畜』(梅) ん。
・土田寿江『深窓の令獣』(梅)
・花岡邦彦『萬獣の王』(梅)
コピーの短いのは七難かくす。じーいいっと見ていたら欠点もでてくるはずだが、こういうふうに短いと、アラを探すより先に妙にナットクしてしまう。
逆に長いもの。
・新井裕美『晩年中国へ渡った力道山は、徹夜あけにミッキーマウスの帽子をかぶり、黒いブラジャーをして山東省の原野をかけまわった』(梅) おもしろいけれど、多くの人に、いっきに伝える力は弱くなる。
いっそ、ものすごい|通《つう》好みも紹介しておく。
堀江克彦『私は早野凡平の弟です』(梅) 堀江君、二本目。
城靖『レオポンはどこへ行った』(毒) これはせめて『レオポンの分まで頑張ります』とでもしてほしかった。
冨澤淳『パンダにタコ絡む、新幹線ストップ』(毒) 冨澤君、自己申告どおり(毒)だった。
こういったヘンなのも、めげずに出してもらわぬと、こちらもさみしいのである。
では、視線を広く行きわたらせて、あらたに選んでいく。
山口井正明『悪い言葉を教えないで下さい。例・けんこまだらけ』(梅) こんな貼り紙、九官鳥の鳥舎によく貼ってある。おかげで九官鳥の人気が落ちないんだもんね。名取快調。
上松重治『今日もお母さんは迎えに来ませんでした』(梅) 名取になってからのコピーが難しいのは、他の世界でも似たようなものだろう。
それにしては萬流の名取諸君は図々しいのか、実力があるのか、大胆に挑戦者ダマシイを忘れずに書いてくる。
小林井秀雄『汚なくないよ、パンダのウンコだもん』(梅) あいかわらずの下ネタだが、たしかに(梅)以上のものだ。
なにより今週一番勢いづいていたのがこの人。落せないのが何枚もあるのだ。
津寺利嗣雄里『オッ、すばやい動き!! たちくらみですね』
『凄い目つきで待ってます』
『おとーさん、あれじゃー子供できないよねー』
『一頭は正直パンダ、一頭は嘘つきパンダです。質問は、どちらか一頭に一回しかできません』
『前略 日本製のファスナーにしたら、毛の巻き込みや地肌へのかみつきがなくなって、朝晩すこやかに過ごせるようになりました』
と、ぜんぶまとめて(松)ということにする。