行业分类
糸井重里の萬流コピー塾136
日期:2019-11-09 19:38  点击:264
 今週のテーマは「子供にベンキョーをすすめる」である

 あ、そうか。私が家元の糸井重里である。
「かつてない早い登場でございますが、私が番頭でございます」
そんなに急いでどうするのだ、何かあったのか番頭さん。
「先日、家元に頼まれました例のもの、とうとう手に入れたのでございます。一刻も早くお見せしようとぞんじまして。ハアハア」
おお、あの、1984年始まって以来のスーパースター、三浦和義氏のサイン入り色紙が、もう手に入ったのか。
「ハイ、英文字の筆記体も流れるように、カズヨシミウラ・ウィズ・ラブ」
素晴らしい! 欲しかったんだよね、これ。早く、早く袋から出しなさい。なんと、フルハムロードのロゴタイプとやしの木の絵まで描いてくれたのか、あの方は……。感激だなぁ。
「家元にお喜びいただけて、幸いでございます。さらに、ほれ、座右の銘が大書されております」
ふーむ、『疑惑の銃弾』か。
これ、本当に、あの方の直筆?
「は、それはもちろん。私がそんなことで嘘をつく必要はございませんし、そんな偽物のサインを私が書きましても一文の得にもなりませんし、だいたい、こんな色紙やマジックインキを私がさっき買いに行ったという証拠もございませんし、だいいち、私、フルハムロードという英文字のつづり方もわかりませんし(声をつまらせる)、それに、家元は何の権利があって私をそんなふうに罪人のように問いつめるので(泣)ご、ざ、います、か」
いやいや、問いつめたわけじゃないが、番頭さんの机の上のメモ帳に、同じサインがずいぶんたくさん書いてあったからさ。
「そ、それは、単なる偶然でございます。それに、このやしの木の絵があまりにもみすぼらしいということも、私が家元にかくれてオジのパーティに出席したことも、この色紙とは何の関係もござ(泣)いません!」
わかりました、わかりました。番頭さんの疑惑は、いま確かに晴れた、と。でも、この色紙、あと5〜6枚欲しいので、三浦さん、もしこの頁を読んでおられましたら、萬流コピー塾に送っていただけませんか。わたしが一枚記念にもらって、残りは塾生たちにプレゼントしたいので。
「お稽古にしましょう! ずいぶん誌面を無駄にしてしまいましたし、こんなことは萬流とは……」
あなたの長ゼリフが原因だったんだけどなぁ
小语种学习网  |  本站导航  |  英语学习  |  网页版
11/15 09:48
首页 刷新 顶部