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ことわざ雨彦流196
日期:2020-02-02 14:45  点击:294
喉《のど》元過ぎれば熱さを忘れる

「災害は忘れた頃にやってくる」
と言ったひとがいる。科学者で随筆家の寺田寅彦だ。
——災害の直後は、その対策、心構えなどやかましいが、時がたつとケロリと忘れてしまう。その頃、なぜか再び災害は襲うのである。
熱いものを飲んでも、ノドもとを過ぎれば、なんでもない。辛かったこと、苦しかったことも、過ぎてしまえば、簡単に忘れる。
下世話に、
「女の失恋は悲劇だが、男の失恋は喜劇だ」
と言うそうだけれど、その悲劇や喜劇も、いつのまにか�いい思い出�に変わっている。ひょっとしたら「忘れる」ということは、一つの才能かも知れぬ。
「喉元過ぎれば熱さを忘れる」
というのは、そんな人間の才能を讃えたことわざでもあろうか。そんな才能に溺《おぼ》れて、身を滅ぼしてしまっては何にもならぬ。
それにしても、人間、ものを忘れることができなかったら、大変だろうなあ。嬉しかったことや楽しかったことはともかく、いつまでも辛かったこと、苦しかったことが忘れられなかったら……。
いや、嬉しかったことや楽しかったことだって、適当に忘れたほうがいい。それこそ、昔に経験した嬉しかったことや楽しかったことが、いつまでも忘れられないなんて、人間、惨めもいいとこだ。
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05/12 13:58
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