再び重右衛門日記
七月十五日
盆の十五日なれば故里の者共、吾らの新盆《にいぼん》なせるべし。施餓鬼《せがき》にはひやむぎ持ちて、檀家《だんか》こぞりて良参寺に集まりたりき。胡瓜《きゆうり》、茄子《なす》、西瓜《すいか》、里芋《さといも》、桃など持ち行きしことなど思い出すなり。わけても新盆を迎うる家は、三角袋に米を入れて捧げしものなり。吾が家族も今年は三角袋を持ち行きしか。あれを思いこれを思いて一日過ごす。久吉言う。盆踊りの太鼓の音恋しと。
海嶺85
日期:2020-02-28 13:15 点击:429


