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第5章 暴あばれ柳やなぎ The Whomping Willow(9)_ハリー・ポッターと秘密の部屋_ハリー・ポッター_日语阅读_日语学习网
日期:2024-10-24 10:29  点击:3337

「まさか、もうそんなに遠くないよな」

それから何時間も経たち、太陽が雲うん海かいを茜あかね色いろに染そめ、そのかなたに沈しずみはじめた時、ロンが嗄かすれ声で言った。

「そろそろまた汽車をチェックしようか」

汽車は雪をかぶった山やま間あいをくねりながら、まだ真下を走っていた。雲の傘かさで覆おおわれた下の世界はずっと暗くなっていた。

ロンはアクセルを踏ふみ込み、また上じょう昇しょうしようとした。その時、エンジンが甲かん高だかい音を出しはじめた。

二人は不安げに顔を見合わせた。

「きっと疲れただけだ。こんなに遠くまで来たのは初めてだし……」ロンが言った。

空が確かく実じつにだんだん暗くなり、車のカンカン音おんがだんだん大きくなっても、二人とも気がつかないふりをした。漆しっ黒こくの中に、星がポツリポツリときらめきはじめた。ワイパーが恨うらめしげにふらふらしはじめたのを無む視ししながら、ハリーはまたセーターを着き込こんだ。

「もう遠くはない」ロンは、ハリーにというより車に向かってそう言った。「もう、そう遠くはないから」ロンは心配そうに計器盤を軽く叩たたいた。

しばらくしてもう一度雲の下に出た時、何か見覚えのある目め印じるしはないかと、二人は暗くら闇やみの中で目を凝こらした。

「あそこだ」ハリーの大声でロンもヘドウィグも跳とび上がった。「真正面だ」

湖の向こう、暗い地ち平へい線せんに浮うかぶ影かげは、崖がけの上に聳そびえ立つホグワーツ城の大小さまざまな尖せん塔とうだ。

しかし、車は震ふるえ、失しっ速そくしだした。

「がんばれ」ロンがハンドルを揺ゆすりながら、なだめるように言った。

「もうすぐだから、がんばれよ――」

エンジンが呻うめいた。ボンネットから蒸じょう気きがいく筋すじもシューシュー噴ふき出している。車が湖のほうに流されていき、ハリーは思わず座ざ席せきの端はしをしっかり握にぎりしめた。



  “不会有多远了吧?”又过了一个小时,罗恩声音沙哑地说。太阳开始沉到云层之下, 把云海染成一片粉红。“ 再下去看一眼火车好吗?” 
 
  火车还在他们下方,正蜿蜒绕过一座白雪覆盖的高山。在云层下面,天色要暗得多。 
 
  罗恩踩住油门,又向上升去,可是引擎开始发出哀鸣。 
 
  哈利和罗恩不安地面面相觑。 
 
  “也许它只是累了,”罗恩说,“它从来没走过这么远..” 
 
  随着天空越来越暗,哀鸣声也越来越响,他们都假装没有注意。夜幕中亮起了点点繁星,哈利穿上罩衣,尽量装作没看见挡风玻璃上的雨刷在无力地摆动,好像是一种抗议。 
 
  “不远了,”罗恩更像是对汽车而不是对哈利说,“现在不远了。”他紧张地拍了拍仪表板。过了一会儿,他们又飞到云层之下,眯起眼在黑暗中寻找一个熟悉的地面目标。“那儿!”哈利喊道,把罗恩和海德薇都吓了一跳,“就在前面!”在黑暗的地平线上,在湖对面高高的悬崖顶端,耸立着霍格沃茨城堡的角楼和高塔的剪影。 
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01/20 20:09
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