ハリー、ロン、ハーマイオニーは玄げん関かんホールへの階段を上った。ハリーはマルフォイの言ったことをまだ考えていたが、ロンはスネイプのことで煮にえくり返っていた。
「水みず薬ぐすりがちゃんとできたからって五点減点か! ハーマイオニー、どうして嘘うそつかなかったんだ? ネビルが自分でやりましたって、言えばよかったのに!」
ハーマイオニーは答えない。ロンが振り返った。
「どこに行っちゃったんだ?」
ハリーも振り返った。二人は階段の一番上にいた。クラスの他の生徒たちが二人を追い越こして大おお広ひろ間までの昼食に向かっていた。
「すぐ後ろにいたのに」ロンが顔をしかめた。
マルフォイがクラッブとゴイルを両りょう脇わきに従えてそばを通り過ぎた。通りすがりにハリーに向かってほくそ笑んだ。
「あ、いた」ハリーが言った。
ハーマイオニーが少し息を弾はずませて階段を上ってきた。片手にカバンを抱かかえ、もう一方の手で何かをローブの前に押し込んでいる。
「どうやったんだい?」ロンが聞いた。
「何を?」二人に追いついたハーマイオニーが聞き返した。
「君、ついさっきは僕ぼくらのすぐ後ろにいたのに、次の瞬しゅん間かん、階段の一番下に戻ってた」
「え?」ハーマイオニーはちょっと混こん乱らんしたようだった。
「ああ――私、忘れ物を取りに戻ったの。アッ、あーあ……」
ハーマイオニーのカバンの縫ぬい目が破れていた。ハリーは当然だと思った。カバンの中に大きな重い本が、少なくとも一ダースはぎゅうぎゅう詰づめになっているのが見えた。
哈利、罗恩和赫敏爬上楼梯到了前厅。哈利仍旧在想马尔福的话,而罗恩因为斯内普还在激动。
“扣格兰芬多五分,就因为那药剂对头!你为什么不撒谎呢,赫敏?你应该说就是纳威自己做的!”赫敏没有回答。罗恩向四面看。“她到哪里去了?”
哈利也转过身来。现在他们站在楼梯的顶端,眼看着班上其余同学在他们身旁走过,走向大厅去吃午饭。“她刚刚就在我们后面的。”罗恩皱着眉头说。
马尔福走过他们身旁,走在克拉布和高尔之间。他对哈利假笑了一下,然后就不见了。“她在那里。”哈利说。
赫敏略有些喘,急急忙忙地上了楼梯;她一手抓住书包,另一手似乎在把什么东西塞到她袍子的前襟下面。
“你怎么做到这一点的?”罗恩问。
“什么?”赫敏说,和他们一起走。
“前一分钟你在我们后面,现在你叉在楼梯下面了。”
“什么?”赫敏有一点弄不清的样子,“哦—— 我必须回去取东西。哦,不..”
赫敏书包裂了一道缝。哈利并不惊讶,他可以看到她书包里至少有十二本又大又沉的书。