沈ちん黙もくが流れた。クルックシャンクスがその間に悠ゆう々ゆうと伸びをし、爪つめを曲げ伸ばした。ロンのポケットが小刻こきざみに震ふるえた。
「さあ」ロンがとにかく話題を変えようと慌あわてて切り出した。
「休みだ! もうすぐクリスマスだ! それじゃ――それじゃハグリッドの小屋に行こうよ。もう何百年も会ってないよ!」
「ダメ!」ハーマイオニーがすぐ言った。「ハリーは城を離はなれちゃいけないのよ、ロン――」
「よし、行こう」ハリーが身を起こした。「そしたら僕、聞くんだ。ハグリッドが僕の両親のことを全部話してくれた時、どうしてブラックのことを黙だまっていたのかって!」
ブラックの話がまた持ち出されることは、まったくロンの計算に入っていなかった。
「じゃなきゃ、チェスの試合をしてもいいな」ロンが、また慌てて言った。「それともゴブストーン・ゲームとか。パーシーが一いっ式しき忘れていったんだ――」
「いや、ハグリッドのところへ行こう」ハリーは言い張はった。
そこで三人とも寮りょうの寝しん室しつからマントを取ってきて、肖しょう像ぞう画がの穴をくぐり(「立て、戦え、臆おく病びょう犬いぬども!」)、がらんとした城を抜け、樫かしの木の正しょう面めん扉とびらを通って出発した。
キラキラ光るパウダー・スノーに浅い小道を掘ほり込こみながら、三人はゆっくりと芝生しばふを下った。靴くつ下したもマントの裾すそも濡ぬれて凍こおりついた。「禁きんじられた森」の木々はうっすらと銀色に輝かがやき、まるで森全体が魔法にかけられたようだったし、ハグリッドの小屋は粉こな砂ざ糖とうのかかったケーキのようだった。
ロンがノックしたが、答えがない。
有一会儿谁也没说话,这时克鲁克山大大地伸了个懒腰,把四个爪子屈曲了一下。罗恩的衣袋颤抖起来。
“看,”罗恩说,显然打算改变话题,“这是假期!圣诞节快要到了!咱们—— 咱们下去看看海格吧,好久好久没去看他了!”
“不!”赫敏马上说,“哈利不能离开城堡,罗愚—— ”
“啊,咱们走吧,”哈利说,坐直了身子,“我还可以问他,为什么他告诉我所有有关我父母的事情的时候,竟然从来没提起布莱克!”
进一步讨论布莱克显然不是罗恩和赫敏心里愿意的事。
“要不然咱们下棋吧,”罗恩匆忙改口说,“要不然就玩石子儿吧,珀西留下了一套..”
“不,去看海格。”哈利坚定地说。
于是他们从宿舍里拿了斗篷,通过那张肖像画上的洞(“站住,交手打一架,你们这些黄肚皮的杂种狗!”), 穿过空荡荡的城堡,走出橡木大门。
他们在草坪上慢慢地走着,耀眼的粉状白雪上留下了一道浅沟,袜子和斗篷的边缘都湿透了,还结了冰。禁林看上去好像中了魔法似的,每一棵树都稍稍蒙上了一层银色,而海格的小屋看上去像是一块冰糕。
罗恩敲门,却没有人答应。