三人はみんなと一いっ緒しょに夕食を食べに下りたが、そのあとグリフィンドール塔とうへは戻もどらなかった。ハリーは「透明マント」をローブの前に隠し、膨ふくらみを隠すのに両りょう腕うでをずっと組んだままだった。玄げん関かんホールの隅すみにある、誰もいない小部屋に三人はこっそり隠れ、聞き耳を立てて、みんながいなくなるのを確かめた。最後の二人組がホールを急ぎ足で横切り、扉とびらがバタンと閉まる音を聞いてから、ハーマイオニーは小部屋から首を突き出して扉のあたりを見回した。
「オッケーよ」ハーマイオニーが囁ささやいた。「誰もいないわ。――『マント』を着て――」
誰にも見えないよう、三人はぴったりくっついて歩いた。マントに隠れ、抜き足差さし足で玄関ホールを横切り、石段を下りて校庭に出た。太陽はすでに「禁きんじられた森」の向こうに沈みかけ、木々の梢こずえが金こん色じきに輝かがやいていた。
ハグリッドの小屋にたどり着いて戸をノックした。一分ほど、答えがなかった。やっと現れたハグリッドは、蒼あおざめた顔で震ふるえながら、誰が来たのかとそこら中を見回した。
他们和其他人一起下去吃晚饭,但晚饭后没有回到格兰芬多塔楼。哈利把隐形衣藏在袍子的前襟下面;他必须一直交叉双臂,以便隐藏袍子下面隆起的那一块。他们偷偷摸摸地走到前厅附近一间空房间里,谛听了一会儿,直到他们附近的确没有人为止。他们听见最后两个人急急忙忙穿过礼堂离开了,还听到一扇门关上了,赫敏把脑袋伸到门外去看。
“没事,”她低声说,“那里没有人—— 穿上隐形衣—— ”
三个人挤在一起走着,以免让人发现。他们在隐形衣下面踮着脚穿过礼堂,然后走下大门前的石阶。来到门外。太阳已经落到禁林后面去了,余辉正照在树梢上。
他们走到海格的小屋前,敲了敲门。他过了一分钟才来开门,等他把门打开后,四处找不到来访的客人,他不觉脸色苍白,发起抖来。