「さてと、三人とも行くんだったら、別々に『姿すがたくらまし』しないといけないだろうな」ロンが話していた。「もう三人一いっ緒しょに『透とう明めいマント』に入るのは無理だ」
傷きず痕あとはますます痛くなってきた。ハリーは立ち上がった。クリーチャーがすぐさま走ってきた。
「ご主人様はスープを残されましたね。お食事においしいシチューなどはいかがでしょうか。それともデザートに、ご主人様の大好物の糖とう蜜みつタルトをお出しいたしましょうか」
「ありがとう、クリーチャー、でも、すぐ戻るから――あの――トイレに」
ハーマイオニーが疑わしげに見ているのを感じながら、ハリーは急いで階段を上がり、玄げん関かんホールから二階の踊おどり場ばを通って前回と同じバスルームに駆かけ込こむと、中から閂かんぬきを掛かけた。痛みにうめきながらハリーは、洗面台を覗のぞき込むようにもたれ掛かかった。黒い洗面台には、口を開けた蛇へびの形をした蛇じゃ口ぐちが二つついている。ハリーは目を閉じた。
“如果三个人都去,就必须分头幻影移形,”罗恩说,“ 隐形衣已经盖不住我们三个了。”
哈利的伤疤越来越痛,他站起身,克利切立刻奔上前去。
“主人的汤没有喝完,主人是要美味的炖菜,还是要主人 非常偏爱的糖浆水果馅饼?”
“谢谢,克利切,我马上就回来——呃——去趟卫生间。 ”
感觉到赫敏在怀疑地盯着他,哈利急忙上楼经过门厅,到 了二楼的楼梯口,冲进卫生间,插上了门。他痛苦的呻吟着, 趴到了那个龙头是蛇嘴形状的黑盆上,紧闭双眼……