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第12章 魔法は力なり Magic is Might(10)_ハリー・ポッターと死の秘宝_ハリー・ポッター_日语阅读_日语学习网
日期:2024-10-24 10:29  点击:3343

「ダンブルドアは――」

「ダンブルドアのことは言うな。これは僕の選んだことだ。ほかの誰でもない。僕は、あいつがどうしてグレゴロビッチを追っているのか、知りたいんだ」

「その人、誰」

「外国の杖つえ作つくりだ」ハリーが言った。「クラムの杖を作ったし、クラムが最高だと認めている」

「でもさ、君が言ってたけど」ロンが言った。「ヴォルデモートは、オリバンダーをどこかに閉じ込めている。杖作りを一人捕まえているのに、何のためにもう一人要いるんだ」

「クラムと同じ意見なのかもしれないな。グレゴロビッチのほうが、優秀ゆうしゅうだと思っているのかもしれない……それとも、あいつが僕を追跡ついせきしたときに僕の杖がしたことを、グレゴロビッチなら説明できると思っているのかもしれない。オリバンダーにはわからなかったから」

埃ほこりっぽいひびの入った鏡をちらりと見たハリーは、ロンとハーマイオニーが、背後で意味ありげな目つきで顔を見合わせる姿を見た。

「ハリー、杖が何かしたって、あなたは何度もそう言うけど」ハーマイオニーが言った。「でもそうさせたのはあなたよ 自分の力に責任を持つことを、なぜそう頑固がんこに拒こばむの」

「なぜかって言うなら、僕がやったんじゃないことが、わかっているからだ ヴォルデモートにもそれがわかっているんだよ、ハーマイオニー 二人とも、本当は何が起こったのかを知っているんだ」

二人はにらみ合った。ハーマイオニーを説せっ得とくしきれなかったことも、ハーマイオニーがいま反論をまとめている最中だということも、ハリーにはわかっていた。自分の杖に関するハリーの考え方と、ヴォルデモートの心を覗のぞくことをハリーが容よう認にんしているという事実、この二つに対する反論だ。しかし、ロンが口を挟はさんでくれて、ハリーはほっとした。

「やめろよ」ロンがハーマイオニーに言った。「ハリーが決めることだ。それに、明日魔ま法ほう省しょうに乗り込むなら、計画を検けん討とうするべきだと思わないか」

ハーマイオニーはしぶしぶ――と、あとの二人にはそれが読み取れた――議論するのをやめたが、折おりあらばすぐにまた攻こう撃げきを仕掛けてくるに違いないと、ハリーは思った。三人が地下の厨房ちゅうぼうに戻ると、クリーチャーはシチューと糖とう蜜みつタルトを給仕きゅうじした。


    “邓布利多——”
    “别提邓布利多。这是我的选择,不是其他人的。我想知 道他为什么要找格里戈维奇。”
    “谁?”
    “一个制作魔杖的外国人。”哈利说,“他做了克鲁姆的 魔杖,克鲁姆认为他手艺高超。”
    “可是你说过,”罗恩说,“伏地魔把奥利凡德关在什么 地方了。他既然已经有了一个会做魔杖的,为什么还要再找一 个呢?”
    “也许他与克鲁姆的看法一样,也许他认为格里戈维奇手 艺更好……或者,上次他追 我时我魔杖的所作所为,他认为 格里戈维奇能够解释,而奥利凡德不知道。”
    哈利朝灰蒙蒙的破镜子里望去,看到罗恩和赫敏在他背后 交换着怀疑的眼神。
    “哈利,你总是说你的魔杖的行为,”赫敏说,“其实是 你使它发生的!你为什么这样坚决不肯为你自己的能力负责呢 ?”
    “因为我知道不是我!伏地魔也知道,赫敏!我和他都知 道事实是什么样的!”
    两人都瞪着对方,哈利知道他并未说服赫敏,她正在脑子 里搜集论据,要批驳他的魔杖理论,还要批驳他允许自己看到 伏地魔的思想。令他庆幸的是,罗恩来调停了。
    “算了,”他对赫敏说,“这是他的事。如果明天要去魔 法部,你不觉得我们应该温习一下行动计划吗?”
    赫敏放开了这个话题,哈利和罗恩看得出她很不情愿,哈 利相信她一有机会还要开火的。三个人回到地下室的厨房,克 利切给他们端上了炖菜和糖浆水果馅饼。
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