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13 紅岸 三
日期:2024-06-28 11:30  点击:237
 13 紅岸 三
 紅岸プロジェクト関連文書の抜粋
これらの書類は、葉文潔イエ?ウェンジエが汪淼ワン?ミャオに紅岸の内幕を語り、みずからの話の背景情報を提供した時点の三年後に、機密指定を解除されている Ⅰ 世界の基礎科学研究の主流からおおむね無視されているひとつの分野年月日付『内部資料』より
【要旨】近現代史を見ると、科学の基礎理論の研究成果が実用的な技術へと転化されるモードには、ふたつのタイプがある。すなわち、漸進型と、突然変異型である。
 漸進型基礎理論の成果が少しずつ応用技術へと転用されていく。技術は少しずつ蓄積され、最終的には大きな成果につながる。最近の例では、航空宇宙技術の発展と成果がある。
 突然変異型基礎理論の成果が実用的な技術へとすみやかに転化され、技術に突然変異が生じること。最近の例としては、たとえば核兵器の登場が挙げられる。年代に入るまでは、もっとも優秀な物理学者でさえ、原子からエネルギーをとりだすことなど永遠に不可能だとまだ考えていた。だが核兵器は、ごく短い時間のうちにとつぜん現れた。基礎から応用への転化が、極端に短い時間で大きな距離を埋めたとき、われわれはこれを技術跳躍テクノロジー?リープと呼ぶ。
 現在、軍とワルシャワ条約機構は基礎研究に巨費を投じ、めざましい成果を上げている。そのため、ひとつ以上の分野で技術跳躍が生じる可能性がつねにある。これは、われわれの戦略計画の作成に際して重大な脅威となっている。
 われわれがこれまで注目してきたのは漸進型の発展に属する技術であり、生じる可能性のある技術跳躍に対する監視はかならずしもじゅうぶんではなかった。本稿では、より俯瞰的な立場に立ち、技術跳躍が生じた場合に適切に対処できるよう、包括的戦略と原則を構築すべきであると提言したい。
 技術跳躍が生じる可能性がもっとも高い分野は以下のとおり。
一物理学【略】
二生物学【略】
三コンピュータ科学【略】
四地球外知的生命体の探査これはすべての分野の中で、もっとも大きな技術跳躍が生じる可能性がある。もしじっさいにこの分野で技術跳躍が生じれば、前述した三分野の技術跳躍を合わせた以上のインパクトをもたらすだろう。
【全文】略
【指示】この文書を適切な人員に配布し、討論グループを組織すること。文書の観点を不快に思う者もいるかもしれないが、書き手に対して性急な先入観を持たないように。書き手の長期的な視点に注目することが大切だ。現在、一部の同志は枝葉末節に目を奪われて大局を見失っている。また多くの者が、おそらくは政治的な環境により、あるいは彼ら自身の傲慢さにより、自分のことしか考えない傾向もあるが、それは正しくない。戦略的視点の喪失は危険である。本文に示すように、技術跳躍が発生する可能性の高い四分野のうち最後の一分野について、われわれの注目度がもっとも低かったことに鑑み、その分野に対し、包括的かつ深く突っ込んだ研究を重ねる必要がある。
【署名】 年月日
 Ⅱ 地球外知的生命体探査に起因する技術飛躍の可能性に関する研究レポート一現在の国際的な研究動向【要旨】
アメリカ及びその他軍国家
 地球外知的生命体探査の科学性及びその必要性については広く認められており、積極的な学術研究の意欲が見られる。例えば、次のような例がある。
 ァ『マ計画年、米国ウェストヴァージニア州グリーンバンクのアメリカ国立電波天文台において、直径26メートルの電波望遠鏡を使用して地球外知的生命体の探査が行われた。
シングルチャンネル受信、周波数は?メガヘルツ、捜索の目標物はくじら座タウ及びエリダヌス座イプシロン、探査の時間は約時間だった。
 年、ァ『マ計画Ⅱの実施が計画され、探査目標及び周波数の範囲が拡大された。
 同年、探査機パイァ∷ア10号、11号の打ち上げが計画された。また、地球文明の情報を含む金属板がそれぞれに搭載された。
 年、探査機ボイジャー号、号の打ち上げが計画され、ゴールデンレコード 地球の情報や知的生命体の活動記録をおさめた金メッキの銅製ディスク が搭載された。
 年、プエルトリコのアレシボ天文台に、地球外知的生命体探査にとって大きな意味を持つことになる電波望遠鏡が建設された。地形を利用してつくられた球面反射面は直径メートル。面積はヘクタールにも達し、世界中のその他すべての電波望遠鏡のアンテナ面を合わせたよりも大きい。コンピュータ?システムと組み合わせると万千チャンネルを同時に監視でき、また出力の強大な発信機能を備える。
ソビエト
 情報源がやや少ないものの、この分野に巨費を投じている形跡がある。諸国に比べて、研究計画はよりシステマティックで長期性を有している。わずかな情報から知り得たことは、目下、世界基準の超長基線電波干渉技術に基づいた開口合成電波望遠鏡システムの建設が計画されていることであり、このシステムが完成すれば、世界最強の宇宙探査能力を持つこととなる。
二地球外文明の社会形態に対する唯物史観の適用による予備分析【略】
三地球外文明の人類社会及び政治に対する傾向に関する予備分析【略】
四地球外文明との接触が起こった場合、現在の世界各国の関係局面に生じる影響に関する予備分析
一方通行の接触地球外文明が送信した情報のみを受信【略】
双方向の接触地球外文明との交流が成立し、直接接触する【略】
五超大国が先駆けて地球外文明と接触し、接触を独占した場合のリスクとその結果アメリカ帝国主義及び軍グループが最初に地球外文明と接触し、接触を独占した場合の問題分析【未解除】
ソビエト社会帝国主義及びワルシャワ条約機構グループが最初に地球外文明と接触し、接触を独占した場合の問題分析【未解除】
【指示】閲覧済みの概要のとおり、他国はすでに地球外へ呼びかけている。宇宙社会がひとつの声だけを聞くのは危険である。われわれも自分たちの声を発するべきだ。それによってはじめて、彼らは、聞こえてくるものが完全な人類社会の声だと認識できる。偏りのある内容しか聞かなくては、正しい判断はできない。この件は実行するべきだ。しかもただちに。
【署名】 年月日
 Ⅲ 紅岸プロジェクト初期フェイズ研究報告 年月日 最高機密
 原本写し二部
 要約文書要約文書番号
 国家国防科技工業委員会、中国科学院関連部門、及び中計委国防司へ転送ののち、会議、会議参加者に配布。会議には一部を伝達すること。
 議題ナンバー
 国防コード紅岸
一目的【要旨】
おそらく存在するであろう地球外文明を探査し、かつ関係の構築及び交流を試みる。
二紅岸プロジェクトの理論的研究【要旨】
探査及び監視
 監視周波数の範囲1,00040,000MHz
 監視チャンネル数万千
 重点監視周波数水素原子放射周波数1,420MHz、水酸基放射周波数1,667MHz、水分子放射周波数22,000MHz。
 監視目標の範囲半径一千光年、恒星数は約千万個。目標リストは付録を参照のこと。
情報送信
 送信周波数2,800MHz、12,000MHz、22,000MHz
 送信パワー1025メガワット
 送信目標半径光年、恒星数は約10万個。目標リストは付録を参照のこと。
紅岸自動翻訳システムの研究開発
 指針原則数学及び物理学の法則を普遍的な基盤として、宇宙間で通用する数学及び物理の基本原理で、初歩の代数学、ユークリッド幾何学及び古典力学非相対論的物理学をマスターしたいかなる文明にも理解できる初歩的な言語コード体系を築く。
 この初歩的なコード体系と、補足的な低解像度の画像群を用いて、完全な言語体系を少しずつ構築する。サポートする言語の種類中国語、エスペラント語。
 システム全体の情報量は。周波数帯は?、?、?で、発信時間はそれぞれ分間、分間及び分間とする。
三紅岸プロジェクト実施方案
紅岸探査監視システム基本設計案【機密指定未解除】
紅岸情報送信システム基本設計案【機密指定未解除】
紅岸探査監視基地及び情報送信基地の立地基本案【略】
第二炮兵紅岸部隊組織化の基本構想【機密指定未解除】
四紅岸が送信するメッセージの内容【要旨】
 地球惑星の概況3.1KB、地球の生命システムの概況4.4KB、人類社会についての概況4.6KB、世界の歴史についての基本情報5.4KB。
 全情報量合計17.5KB
 全メッセージは、解読システムにつづいて、周波数帯?、?、?で送信する。送信時間はそれぞれ31分間、?分間及び?分間とする。
 メッセージは、学際的な厳しい審査を経て、天の川銀河における地球の相対座標を明らかにするような情報が一切含まれていないことを確認する。三つのチャンネルのうち、高周波数帯に属する?、?での送信は最小限にして、発信源が正確に特定される可能性を低くする。
 Ⅳ 地球外文明へのメッセージ
第一稿【全文】
 このメッセージを受信したみなさんに告げる。このメッセージは、地球上の革命的正義を代表する国家によって送信された。みなさんは、このメッセージ以前に、同じ方向から送信された別のメッセージをすでに受けとっているかもしれない。それらのメッセージは、地球上の、ある帝国主義的超大国により送信されたものであり、その超大国は、地球上のもうひとつの超大国と世界の覇権を争い、人類の歴史を後退させようとしている。彼らの嘘に惑わされることなく、正義の側に立ち、革命の側を支持してほしい。
【指示】くだらない。壁新聞大字報は地球上で掲示するだけでいい。宇宙にまで発信する必要はまったくない。文革指導部は今後、紅岸プロジェクトに一切関与すべきではない。
このような重要なメッセージは慎重に起草されるべきである。特別委員会を組織して草稿をつくり、そののち、政治局の会議で承認を得るのがおそらく最善だろう。
【署名】 年月日
第二稿【略】
第三稿【略】
第四稿【全文】
 このメッセージを受信された世界のみなさんに、お喜びを申し上げます。
 以下の情報から、みなさんは、地球文明に関する基本的な理解を得られると思います。
人類は、長年にわたる労働と創造を通じてすばらしい文明を築き、豊かで多様な文化がたくさん花開きました。われわれはまた、自然界及び人類社会の発展を支配する法則についても理解しはじめています。
 しかし、われわれの世界にはなお、大きな問題が横たわっています。憎悪や偏見や戦争が存在し、生産力と生産関係の矛盾により、富の分配は著しく不均衡であり、多くの人類の生活が貧困と苦難の中にあります。
 人類社会は、みずからが直面するさまざまな困難や問題を解決しようと努力し、地球文明をひとつの美しい未来にすべく苦闘しています。このメッセージを送信した国家は、まさにその努力に加わっています。われわれは理想の社会を建設し、それぞれの人類のメンバーの労働と価値がすべてじゅうぶんに尊重され、すべての人の物質面と精神面での需要をじゅうぶんに満たせるような、さらに完全で美しい地球文明を目指して努力しております。
 われわれは美しい理想を抱き、宇宙の他の文明社会との関係を確立することを願っており、またあなたがたとともに、広大な宇宙において、さらにすばらしい生を築いていくことを願っています。
 Ⅴ 関連する政策と戦略
一地球外知的生命体からのメッセージを受信後の政策及び戦略研究【略】
二地球外知的生命体とのコンタクト確立後の政策及び戦略研究【略】
【指示】過密スケジュールの中で、時には立ち止まって、いますぐ必要な業務とは無関係なことをするのも重要だ。このプロジェクトは、われわれがいままで考える時間がなかった問題について考える機会を与えてくれる。実際、この問題についてじっくり考えるには、俯瞰的な視野を持つ必要がある。そのことだけをとりだしても、紅岸プロジェクトには意義がある。
 この宇宙に、他の知的生命体や文明社会が実在するとすれば、なんとすばらしいことだろう。もしそうなら、傍目八目という言葉のとおり、まったく中立的な傍観者が、われわれが歴史上の英雄なのか悪漢なのかについて判断を下してくれるだろう。
【署名】 年月日
 
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