秋田市で弁護士が自宅に押し入った男に殺害された事件について、岡崎国家公安委員長は「警察官が警棒などの道具を現場に持っていかなかったことは反省しなければならない」と述べ、警察官の装備が不十分だったとして再発防止に取り組んでいく考えを示しました。

この事件で、通報を受けて駆けつけた２人の警察官は、刃物などから身を守る防具や警棒を車に置いたまま住宅に入ったうえ、当初、被害者の弁護士の男性を容疑者だと思って取り押さえ、そのあと男性が刺されたとみられています。岡崎国家公安委員長は１２日の閣議のあとの会見で「警察官が警棒など持って行かなければならないさまざまな道具を現場に持っていかなかったということもあり、反省しなければならないと思う」と述べました。そのうえで「反省点も踏まえて、今後、十分な対策が講じられるよう警察を指導・監督していきたい」と述べ、今回の事件を検証して再発防止に取り組んでいく考えを示しました。