年末年始の新幹線や特急の混雑のピークは、下りが今月３０日、上りが来月３日となる見通しです。

ＪＲ各社は、今月２８日から来月５日までの新幹線や特急などの指定席の予約状況を発表しました。それによりますと、帰省ラッシュによる下りの混雑のピークは今月３０日で、東海道?山陽新幹線の博多や広島、それに岡山行きの「のぞみ」が、午前中ほぼ満席になっているほか、今月４日に全線開業した東北新幹線の盛岡と新青森行きの「はやて」で、午前、午後とも満席の便が増えています。一方、Ｕターンラッシュによる上りのピークは来月３日で、特に午後は、新大阪から東京に向かう「のぞみ」や「ひかり」、それに東北新幹線の「はやて」がほぼ満席になっています。期間中の予約者数は、去年より５パーセント増えておよそ２４８万人でした。ＪＲ各社は「ＪＲ発足以来、最大の落ち込みとなった去年と比べると客足は回復してきているが、リーマンショック以前の水準まではまだ戻っていない」と話しています。