パリやミラノと並ぶ世界有数のファッションショー、ニューヨーク?ファッションウィークが始まり、これまで流行していた黒やグレーなどから一転して、ことしの秋以降は鮮やかな色彩がトレンドになりそうです。

　　ニューヨーク?ファッションウィークは、マンハッタンのリンカーンセンターなどを会場に１０日始まりました。今回披露されているのはことしの秋冬もので、去年は黒やグレーといった色が主流だったのに対し、ことしは一転して赤やピンク、青など鮮やかな色使いが目立っています。また、高級感のある毛皮や、布地を何層も重ねてボリュームを出すスタイルも多く見られます。こうしたトレンドについて、専門家の中には「長く続いた不況のトンネルにようやく終わりが見え始め、人々はその喜びを表すような色やデザインの服が欲しいと思い始めている」と分析する人もいました。ニューヨーク?ファッションウィークは、今月１７日までの期間中に大小２５０以上のショーが行われ、世界各国からファッション業界の関係者ら１０万人以上が訪れます。